先日、OMデジタルソリューションズ(OLYMPUS)から発表されたレンズの最新ロードマップ。なんとそこに新型マクロレンズの影があるじゃないですか。30mm・60mmに続き、望遠マクロレンズの登場は非常に期待大。
果たして発売日はいつ頃になるのやら・・・。
注:
現在の会社名は『OMデジタルソリューションズ』ですが、記事中では『OLYMPUS』または『オリンパス』と表記しています。
OLYMPUS(OM-D)レンズロードマップ
2021年9月上旬に発表されたオリンパス(OMデジタルソリューションズ)のレンズロードマップ。(Facebookより)
『M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO』と『M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0 PRO』の開発を進めている…とのことでした。なるほど。
オリンパスは去年発売となった『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO』、先日発売の『M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO』に続き、望遠でもF4通しズームが出ることでやっと『小三元』的なレンズが揃うこととなりますな。
しかしそれはどうでも良いのだが、非常に気になるのは『Macro』の項目。
なにやら前回のロードマップに、80~140mm前後のマクロレンズが追加されているじゃありませんか。
正確な焦点距離やF値は不明ですが、ちょうどマクロレンズの購入を検討していたところ。こりゃ待つしかないでしょう。
OLYMPUSマクロレンズ比較
現在、オリンパスのマクロレンズは30mmと60mmの二択。
しかしこれがまた「高価だけど高性能なのはこっち」「安価でそれなりなのがこっち」といった具合ではなく、非常に悩ましい性能差。
私も「マクロレンズが欲しい」と思ってからだいぶ経つものの、「こっち」と決められないままズルズル時だけが過ぎ…。
ちと比較してみましょうか。
焦点距離 | 30mm | 60mm |
F値 | 3.5 | 2.8 |
撮影倍率 | 1.25倍 | 1.0倍 |
最短撮影距離 (レンズ先端から) | 9.5cm (約15mm) | 19cm (約80mm) |
防塵防滴 | なし | あり |
レンズ長・重量 | 60mm・128g | 82mm・185g |
実売価格 | 約3万円 | 約4万8千円 |
もちろんレンズ性能はZEROコーティングも含めて60mmのほうが上、出来上がった写真も比べてしまえば35mmはややヌルい。
さらに『明るい・防塵防滴・リミットフォーカス』は野外撮影で大きな強み。じゃあ60mmマクロにすりゃすべて解決・・・と思いきや、そう簡単な話でもない。
マイクロフォーサーズシステムを使用し続けている理由の1つは『軽量コンパクト』ですから、ポケットに入るサイズでF3.5マクロというのは非常に魅力的。もちろん60mmマクロが大きいというわけではなく、30mmマクロが小さすぎるのですが。
そしてたった0.25倍とはいえ、撮影倍率で劣っているというのも気になる。ついでに言えばこの60mmマクロ、相当古い。(2012年10日5日発売)
さほど高価なレンズでもないのでどちらかを買ってしまえばそれなりに役立てていくのでしょうが、なんとも悩ましい選択で気持ち良く購入できず。
結局、めちゃくちゃ寄れる7-14mm F2.8で広角マクロ、40-150mm F2.8で望遠マクロ的な使い方をしてお茶を濁し続けてはや数年。そろそろ生粋のマクロが欲しいので、もう目ぇつぶって決めちゃおうかと。
オリンパス新型マクロレンズの性能は!?
今のところまったく情報はなく、現段階ではロードマップの位置から焦点距離が80~140mmであることが予測できるだけ。
過去のマクロレンズと比べて最長の距離となりますが、私のマクロ用途は小物・料理・植物などのクローズアップ撮影ではなく、虫や生き物の撮影が主。寄ると逃げる系が多いため、ぶっちゃけ焦点距離は長けりゃ長いほど良いわけです。
おそらくF値が4.0以下ならばほぼ決定、できることなら防塵防滴は付けていただきたい。
発売日はだいぶ先になるでしょうが、7-14mm F2.8を引退させて8-25mm F4.0を購入する事を決めた矢先のコレですからなぁ。
もうレンズ沼からは抜けたと思っていたのに、まだ足元はぬかるんでいるようです・・・・。