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いちいちレンズキャップを取り外す手間が省けるうえに、キャップを失くす心配も無くなるという便利なアイテム。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ 専用のオートレンズキャップ「LC-37C」

私は「レンズキャップをいちいち外す」を全く手間と感じない人ですし、なによりフィルターを装着したい人なので「めちゃ便利!」と話題のLC-37Cに魅力を感じていませんでした。…が、なんとなく購入です。ええ、本当になんとなく買ってみました。

自動開閉式レンズキャップ LC-37C

オリンパスはなぜか「レンズフード別売り」「純正品はやたら高い」という謎のコンボで攻めてくる事が多いですが、この商品はオプションみたいな物なので別売りも納得。しかし価格は公式ショップになると¥5000と高め。私は安い店で約¥4000で購入しました。

使用できるレンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」ただ1つなので、購入層はライトユーザーが多いかもしれません。

なお注意していただきたいのは『M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6』には使えないという事(取り付けられますが自動開閉しません)

『EZ』の表記がついている薄型パンケーキレンズ専用の製品になります。

LC-37C・取り付け方

パンケーキ装着

まずは普通にレンズキャップ。普段はプロテクトフィルターを装着しているのですが、LC-37Cはフィルターと同時装着ができないので外しました(魔改造により同時装着も可能)

それにしてもこの M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ(長いので以下パンケーキと呼ぶ)は、手軽で便利なレンズですな。

広角端と望遠端では周辺部がアレな事になったりしますが・・そりゃこの価格でPROレンズのようなクオリティを求めるのは間違いってものです。コイツのウリはその「コンパクトさ」「画質」のバランスの良さですから。

胸ポケットにすっぽり入るサイズなのに、通常使いに十分耐える標準ズームレンズ。しかもデザインも良い。あえて不満点を並べる必要はないでしょう。

ではLC-37Cを装着してみます。取り付け方は簡単。フィルターを取り付けるようにぐるぐる回して入れるだけです。プラスチック製なのでネジ山に注意しましょう。

LC-37C装着

装着するとかなりのっぺりとした印象に。

私はレンズ周囲に表示されている諸元表示がカッコ良いと思っている人なので、非常に悲しいルックスに見えます。

「最後まで絞めると、左右の出っ張っている部分が斜めになってしまう」という方がいるようですが、普通にキッチリしめれば水平になるように作られています。フィルターを何度もグリグリ取り付けてネジ山がアレな事になっていたりすると水平にならない場合があるようです。

ではみょーんと伸ばしてみましょう。

みょーん

う…なんかカッコ悪い…。

なんとなく堅牢な雰囲気になりましたが、しょせん華奢なプラスチック製。金属製だったら少しはマシだったのでは・・・とも思いますが、それではせっかくの軽さを殺してしまうのでダメなのでしょう。

細部

「ねぇねぇお母さん、どうしてLC-37Cは自動でフタが開くの??」

そんな疑問をお子様に投げかけられてお困りの若奥様のために、その秘密を解説いたしましょう。いえいえ、お礼なんて結構です。ちょっと尻を触らせていただければ、それで十分です。

キモのツメ

秘密はこのチープなツメ。このツメを押し込むと保護プレートが閉じ、離すと開きます。

電源オフでぴったりくっついている間は、ツメが押し込まれているので閉じる。伸びるとツメが出て開く。そんな簡単な構造になっているのです。

それよりも裏側にMADE IN VIETNAMと彫られているのが気になりますな…。

肝心の保護プレート部分なのですが・・

シャッター部

めちゃめちゃ薄くてぺらっぺらです。安いコンデジのレンズカバー程度の厚み。

ホコリなどから保護する事はできますが、衝撃に対しては通常のレンズキャップよりも守ってくれそうにありません。

閉じた状態を指でちょっとズラしただけでペラペラと開きますし、万が一何かの角などに当たればあっさり壊れてしまいそうな儚さが漂っていますので、極力大事に扱いましょう。

レンズを保護する目的のアイテムなのに、それの保護を考えなければならない…というところが本末転倒な気もしますが、そういうものだと思って諦めましょう。

まとめと後書き

伸ばして上から

OLYMPUS PENなどのコンパクトなカメラにパンケーキを装着して持ち歩くなら、このLC-37Cは便利なアイテムだと思います。

「サッと取り出して、電源オンですぐ撮れる」

これならばモタモタしている間にシャッターチャンスを逃してしまう事も減るかもしれませんし、撮影に夢中になった後で「あれれ?レンズキャップどこかに落としてきた!?」という事もありません。

最初にも書きましたが、LC37-Cと各種フィルターは同時装着できません。いえ、厳密にいえば「フィルターを装着して、そこにLC-37Cを装着は可能」ではあるのです。

しかし普通に両方取り付けるだけではツメが浮きっぱなしになってしまいキャップは常時開放。もはや着けていないのと同じ状態になってしまうので、単なるプラスチックリングが付いているだけに。

一応ちょっと加工すればフィルター装着したまま自動開閉させる事は可能なのですが…そこまでする必要性が感じられませんしルックスも悪くなるのでオススメしません。

なにはともあれこの『LC37-C・自動開閉レンズキャップ』、とりあえず試しに…というノリで使用してみましたが、私は手放せなくなりました。安いお店を探せば¥4000を切る価格で販売されていますので、パンケーキ持ちなら買っておいて損はない製品だと思いますよ。


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