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大三元

誰が呼んだか大三元。

F2.8通しズームレンズで『広角』『標準』『望遠』を揃えると『大三元』

F4通しズームレンズで『広角』『標準』『望遠』を揃えると『小三元』

麻雀を知っている人間からすれば「いやいやおかしいだろ」と言いたくなる点が多すぎるのですが、とりあえずレンズの世界ではその組み合わせをそう呼びます。

私が愛用するOLYMPUSマイクロフォーサーズでの大三元レンズは

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

の3本になるのですが、先日2本目を購入した事で「大三元リーチ!」という状況になりました。

しかし…果たしてこの状態を大三元リーチと呼んでよいのやら…。

大三元レンズを購入する順番

1本10万円以上する大三元レンズを一気に3本まとめて購入!なんて事ができる富豪は良いですが、庶民はセコセコと1本づつ買いそろえていかねばなりません。

そこで全国の庶民的カメラ好きにお聞きしたいんです。どの順番で買っていきますか?

私の周囲と、ちらっとネットで調べた限りでは大半の方が

『標準』⇒『望遠』⇒『広角』

でした。

このへんは撮影スタイルや他のレンズとの兼ね合いもあるので、一概には言えないと思うのですが…とりあえずよく使うトコから買っていくのが一般的という事ですな。

場合よってはF2.8標準ズームが最初からキットになっていたりもしますし。

そして本題。今回私がかけたリーチは…

『広角』⇒『望遠』でリーチです。

「なんで最初に広角なのよ」と言われても、35mm換算14mmという超広角域が欲しかったから…としか申し上げられません。

M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO

7-14

長年の相棒、『M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO』。使い倒して外観はだいぶくたびれています。

これまたバカげた話ですが、私はコイツが常用レンズ。

人物なんて一切撮りませんし、ボケを多用した写真もあまり好まないので…くっきり描写で広がる風景ばかり撮っていました。

M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO

40-150

今回購入したのが『M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO』。買ったばかりなのでピカピカです。

まだ近所の試し撮りしかできていませんが、なんですかコイツの表現力は。

生涯広角レンズと共に生きると決意していたのに、こっちが常用レンズになりそうです(笑)

それにしても300mm(35mm換算)をつけっぱなしで軽快に動けて、そのまま手持ちでポンポン撮れるって…マイクロフォーサーズの醍醐味ですねぇ。

「いくら動きやすくてもセンサーが小さけりゃ意味がない」などと言ってくるフルサイズ持ちとは目を合わせないようにしましょう。彼らは何を言っても『マイクロフォーサーズは格下』と思い込む病気にかかっていますので。

凸凹状態

…で。

無事に2本揃っておきながら、なぜ「大三元リーチ!!」と言えない気分なのかというと…。

私の装備はこの状態なんです。

大三元リーチ?

デカくて黒いPROレンズに挟まれた標準域が・・・パンケーキ(笑)

『M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ』なんて立派な名前で呼んでやる必要はありません。パンケーキで十分です。

麻雀を知っている方であれば、この状態を大三元リーチと呼べない気持ちがわかっていただけると思います。もはやコレは大三元でも小三元でもなく、ただの『役牌×2』です(笑)

無理してPROレンズを2本買ったはいいが、金が尽きてしまった小市民のようでもあります。

標準域など無用

理由は色々あるのですが、一番の理由は『標準域をほとんど使用しない』に尽きます。

そして二番目は『標準域まで持てない』というアホみたいな理由。

私は写真を撮りに行く時は車を使用せず、バイクもしくは電車と徒歩。リュックを背負ったり大きなカメラバッグを持ったりも嫌いますので、装備は腰に付けられる大きさのバッグのみ。

まるでちょっとそのへんをお散歩撮りしているかのようなスタイルで、山に2~3日籠って撮影していたりします。

愛用の腰下げバッグは『OM-D E-M1+望遠レンズ』でいっぱいおっぱいですので、広角レンズはソフトケースに入れて反対側の腰に。

機動力重視なので、これで手一杯なんです。。。。

要するに28~80mm(35mm換算)の域は捨ててるんです(笑)

あとがき

常用レンズ3本

現在オリンパスでも『進化する機動力!キャンペーン』というものをやっていますし、やはりマイクロフォーサーズのウリはその軽快さにあると思います。

大三元レンズ3本を持ち歩いても十分に機動力は確保できますが、そこをさらに動きやすくするために標準域は捨てました。

いちおう持ってはいるんですよ。もちろんPROレンズではありませんが、パンケーキ以外の標準域レンズも。

代わりに単焦点レンズでも良いのですが、個人的にパンケーキが好きってのもあります。小さいですが時々侮れないような画を吐き出す良レンズですよ、コイツは。

というわけで。

大三元リーチのような状態になったものの、おそらく一生アガる事はないでしょう。私はこれからも『役牌×2』の装備で、木の下でゴロ寝しながら野山を駆け巡っていきたいと思っています。

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