一度ハマると抜けるのが難しいと言われる「レンズ沼」。一時期は私も浅めにハマり、それなりに散財してしまいました。
今はもう「うん、今あるレンズで十分だ」と大人のフリをできるようになり、すっかり落ち着いていたのですが・・・OLYMNPUSからヤバいのが出てきました。「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」です。
もうすっかり落ち着いていたはずのレンズ魂がムズムズ・・ムラムラ・・・。
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3
見た目は「いつものオリンパスレンズ」といった感じ。前玉がちょっと大きくなった程度です。
公式サイトでは主な特徴として・・・
・ミラーレス一眼用レンズで最高倍率[*]の16.6倍ズーム
OLYMPUS公式サイトより https://www.olympus-imaging.jp/
・優れた近接撮影性能
・持ち歩きに最適な小型・軽量システム
・信頼の防塵・防滴機構
・高速・高精度AF
・高倍率と小型化を両立する光学設計
・高い描写性
・隅々まで明るくクリアな描写
・ピント位置を変えた際の少ない画角変動
てな感じに書かれています。
「高速・高精度AF」とか「高い描画性」「隅々まで明るくクリアな描写」なんてのは、どのメーカーもそれっぽい事を必ず書いてきますので、どうでも良いです。
おそらくこのレンズが気になっている人の多くが「これ1本で全て事足りるのでは!?」ってトコですよね。
12mm(35mm換算で24mm)から200mm(35mm換算で400mm)という「広角も望遠もどっちも中途半端にいけますよ!」的な性能。
中途半端と言っても物足りないレベルという意味ではなく、「広角や望遠に特化したレンズには負ける」という程度。
しかもお約束の防塵・防滴機構です。そしてしっかりレンズフードも同梱されています。
公式のサンプル画像を拝見したところ、解像度に関しては「最高!」とは言い難いところですが、PROレンズじゃありませんので十分なクオリティです。周辺域の変なボヤけ感もありません。
危なかった・・・
実は「今あるレンズで十分だ」とか言いながら、最近1本だけ購入を考えていたんです。
どちらにしようか迷っていたのが、この2本。
「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」と・・・
「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II」です。
そうなんです。まさに今回発表になった 「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-200mm F3.5-6.3」 のような、「中途半端な便利ズーム」を購入しようとしていたんです。(PROレンズに対して「中途半端」は失礼ですが(笑))
気分的にはPROレンズのほうが欲しかったんですが、100mm止まりという点と価格が14-150mmの倍という点で悩んでいました。
「どうせ半端な使い方しかしないし、14-150mmでもいいかー」なんて思っていたところだったので・・・うわっ、危ねっ!
購入直後に(数値上だけは)広角も望遠もF値も、全部上回る商品が発表されたりしたら、もう悔やんでも悔やみきれない。
ホント、買わなくてよかった・・・。
買わざるを得ないっ!
小型で、防塵・防滴で、望遠もイケるクセに近接もしっかり寄れる。
公式のサンプル写真は「少し盛っている」くらいに考えておかないと私のような素人には危険ですが、それでも「画質がクソ」とまではいかないでしょう。たぶん。
実売価格は9万円ほどとの情報ですので、もう少し足せば「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」が買えちゃったりします。・・・・が、それは考えないことにしましょう。
望遠端100mmの差は、35mm換算すれば200mmの差。これは大きいです。
解像度がどうとか、シャープさがどうとか・・・カメラ好きってすぐに「ボク、知識あります。素人じゃありませんから」みたいなアピール文章が多くて泣けてきます。私は素人なので堂々と「100より200のほうが欲しいじゃん!」と言えます。
レンズ内手振れ補正はありませんが、望遠手持ち撮りは得意なのでどうにかなるでしょう。ならなかったら三脚伸ばせば済む話です。
後は発売日までに、どうにかお金を工面しないと・・・。