シンプルなアルミボディが非常に魅力の『PENTAX Optio H90』、三種のカラーリングの中で最も美しい「朱x銀鼠(オレンジxシルバー)」を中古で発見。箱無しではあるものの、充電器・説明書等が付いて価格は4000円以下。こりゃ買うの一択でしょう!
…という事で即買いしてきました。
その魅力に迫ってみたいと思います。…が、なにせ10年前の機種ですので性能はお察しだったり…。
PENTAX Optio H90
主な使用
発売年月日:
2010年2月19日
レンズ:
焦点距離 5.1~25.5mm(35mm換算:28~140mm)
F値 3.5~5.9
最短撮影距離 標準0.4m マクロ0.1m
有効画素数:
1210万画素
ISO感度:
マニュアル時 80~6400
背面モニター:
2.7型 23万ドットLCD
その他機能:
顔認識AF&AE
電子式手ブレ補正
マニュアルフォーカス切り替え
動画撮影(AVI)
2010年と言ったら「iPad」最初期モデルの発売と同年ですので、純粋な性能だけで見れば現在のスマホにも劣るスペックなのは致し方なし。
当時としても「安価なコンデジ」といったスペックでしたが、この製品は『ムダなラインはひとつもない』というキャッチコピーから想像できるとおり、その優れたデザイン性こそが最大の売り。
『銀x白磁』『銀x黒』『朱x銀鼠』の名称で分けられた三色、それぞれが『和』をイメージしたカラーリングとなっており、ものすごくソソるじゃないですか。
その中でもやはり『朱x銀鼠(オレンジxシルバー)』のインパクトがヤバい。私もこの色だからこそ即買いです。
Optio H90の魅力
では私が購入したOptio H90をお披露目。
中古ですが傷ひとつない美品。箱のみ無しで、その他付属品は全てついていました。
Optio H90は総シャッター回数を調べる事ができないので正確なところは不明ですが、未使用品と言われても納得できる状態です。
背面も見てみましょう。
背面モニタにも傷などは無し。ドット抜けも無し。モニタ枠にほんの少しだけスレ跡がありますが、これなら極上品の範疇でしょう。
ではちょっと細部を。
前述したように性能に関しては特筆すべき部分がありませんので、とことん外観だけにスポットを当てて魅力を掘り出してみます。
正面右上、アルミ素材に塗り無しでエンボス加工のみのPENTAXロゴ。これが非常にカッコ良い。
三種のカラーバリエーションの中でこの『朱x銀鼠』だけがシルバー位置が逆(他の二色は上部がシルバー)というのがまた魅力的です。『黒x銀』も「上:ブラック・下:シルバー」のほうが良かったのでは…。
Optio H90最大のチャームポイントがこの『背面モニタ枠に3つ並ぶ小さなボタン』 何のボタンかって?
ただのフェイクです(笑)
普通にツルッとしていて良いと思うのですが、なぜこの「一見ボタンちっく」なアクセントを入れたのかは不明。しかしなぜか「まぁPENTAXだから」と言われると不思議と納得できるという…。
軍艦部…とは言いませんね、上から見たところです。
ここがOptio H90の二番目のチャームポイント。右の大きいボタンは誰でもすぐにシャッターボタンだとわかりますな。ではその隣の小さいボタンは?…録画ボタン?
いいえ、電源ボタンです(笑)
『小さいオレンジ丸のボタン=動画の録画開始ボタン』という、こちらの勝手な思い込みを正面からぶち破ってくれるデザインに目から鱗。
なお動画撮影は『撮影モード切り替え』から選択することになります。
さぁさぁ、Optio H90の茶目っ気はまだ終わりませんよ。次はこの…
異様に端にある三脚ねじ穴。
「このカメラ、三脚穴が中点から少しズレているんだよなぁ…」などと中途半端な不満を言わせぬ、これでもか!の端っこっぷり。
一般的な三脚ならば問題ありませんが、100均などで販売している「簡易三脚」などではバランス悪い事この上なし。コンデジに三脚を取り付ける事がまず稀ですけど。
PENTAX Optio H90
魅力のまとめ
発売直後であれば話は変わってきたのでしょうが、発売から10年経過した今となっては…
デザインが素晴らしすぎる!
…が唯一の魅力と言っても過言ではない。いえ、確実にそこだけです。
しかし考えてみて下さい、10年前のコンデジをわざわざ金払って購入する気になりますか?
当時で飛び抜けた性能を誇っていた高級機ならばまだしも、今現在『カメラとして使用する価値はない』という機種を買う意味はないでしょう。スマホで撮りゃ良い話です。
しかしそこを『買いたい!』『一台持っておきたい!』と思わせる魅力がこのPTNTAX Optio H90にはあるのです。
飾って良し、愛でて良し、ちょっと飲みに行く時に首から下げて行けば…あらオシャレ。
やたらジージー言うオートフォーカスも愛嬌があってほっこり。
『銀x白磁』は中古市場でもまだまだ溢れていますが、『銀x黒』と『朱x銀鼠』は数が少なく価格も激しく差があります。コレクションなのだから程度の良いモノを見つけたいものですな。
カメラ好き、ガジェット好きならば、1台持ち続けておいて損のないアイテムですよ。