常時持ち歩くメンテ用品として、あまりにも使い勝手が良すぎるハクバの『レンズペン』
ササッと汚れを拭くためのクリーニングクロスも持ち歩いてはいるのですが、こちらのほうが頑固な汚れもとれるうえにケツのブラシも便利。出先でのレンズ掃除はコレ1本で全て事足りてしまうほどですぞ。
ハクバ・レンズペン
カメラ用品でおなじみのハクバ写真産業から発売されている、便利な便利なメンテナンス用品、レンズペン。
一見同じに見えるような見た目ですが、用途別に5種類あります。さらにカラーも多数あります。
基本の「レンズペン」
上写真の商品です。ちなみに色はガンメタリック。外ヅラの色の違いだけなので、お好みで。
先端のチップが曲面で、レンズ面にフィットする形状になっています。
多用途の「フィルタークリア」
先端チップが平面になっているタイプです。
その名の通り、フィルターを綺麗にするのに使います。背面モニタなども掃除できるので、意外に多用途です。
異端児「デジクリア」
フィルタークリアと同じく平面チップなのですが、三角形のような形状をしています。
丸い形状では入り込めない液晶画面の隅まで清掃できる・・・という事ですが、正直なところ「コレ必要?」といった印象です。
小さなレンズに「ミニクリア」
ネーミングが紛らわしいですが、ノーマルの「レンズペン」の小型タイプになります。
小さなレンズにフィットするような曲面になっています。
狭い用途の「マイクロプロ」
小さな平面チップがマイクロプロ。ファインダーなどの清掃に使います。
これとフィルタークリアさえあれば、デジクリアは必要ない気がするのですが・・・・。
使用方法
私は基本の「レンズペン」と「フィルタークリア」のみ愛用しています。
背面液晶はフィルタークリアで事足りますし、ファインダーはそれほど汚れるわけではないので自宅でのメンテンスで掃除すればよいかと。
という事で、基本の「レンズペン」の使用法をちょっとご紹介してみます。
ブラシでササッ
ペンの尻側に柔らかいブラシがついています。化粧品にも使用されている「天然山羊毛」らしいです。メェー。
とても柔らかいタッチで、それでいて適度なコシもあり、非常に使いやすいです。
通常のクリーニングであれば、これでサササッとホコリを払えば終了。簡単です。
レンズに指紋を付けてしまったり、水滴の跡が残ってしまったりしている場合は、次のステップへ移ります。
チップでキュキュッ
先端チップはこんな感じ。「レンズペン」なので曲面です。フィルタークリアも大きさはほぼ同じです。
細かいカーボン粉末がついており、汚れを吸着して落としてくれます。
力を入れすぎず、中心から円を描くように掃除していきます。
水滴が残っていたり、水分を含んだ汚れの場合は塗り伸ばすだけになってしまいますので、あらかじめ吸い取ってから掃除しましょう。
使用後はレンズ面にカーボン粉末が残りますので、再びブラシでササッと払って終了です。
ネジ式のキャップを取り付けると、チップにカーボン粉末が補充される仕組みになっています。
レンズペンの寿命は?
現在販売されているレンズペンには「交換用のチップ」と「カーボン粉末補充用キャップ」が1つづつ付属しています。
私の場合・・・ですが、1日2~3回、週4~5日の使用でも3ヵ月ほど問題なく使用できています。もっと使用頻度が低ければ半年以上イケると思います。
予備チップも含めれば、十分な寿命でしょう。
レンズペンのメリットは?
とにかく「携行性が良い」に尽きます。
ブラシはレンズ面に負担をかける事なくホコリを除去してくれるので、通常の汚れであればブロアの代わりにもなります。
私は野山に2~3日潜伏して撮影したりするのですが、携行しているメンテナンス用品は「レンズペン」と「クリーニングクロス」のみ。
それでも「あー、〇〇〇を持ってくればよかったー」といったケースはありません。
「トイレットペーパーをもっと持ってくればよかったー」というケースはあります。
レンズペンのデメリットは?
個人的大絶賛のレンズペンですが、デメリットを挙げるとすれば「軽微な汚れ以外には向かない」でしょうか。
子供の撮影でレンズをベッタベタに触られたり、ケーキを寄って撮影しようとしたら前玉に生クリームが付いてしまったり・・・といった汚れになると、レンズペンでは手に余ります。
アダルトな用途でカメラを使用して、アダルトな汚れが付いてしまった場合も・・・レンズペンでは手に余ります。
私は子供も撮りませんし、ケーキに寄りませんし、アダルトな用途でカメラを使用する事もないのでデメリットを感じた事はありませんが、そういったハードな撮影をする方には不向きかもしれません。
私もアダルトな用途でカメラを使用してみたいものです。
ぜひ一度お試しを
単品でも販売されていますが、お得なセット販売もあります。
これを全部持ち歩いても、たかがペン数本分の荷物です。もちろん自宅でしっかりとメンテナンスする際の道具としても、十分な能力を持っています。
まだ使用した事がない方は、ぜひ一度お試し下さい。